読み返しとります

地獄の辞典/コラン・ド・プランシー

 「地獄の辞典」 コラン・ド・プランシー 講談社

 本を整理してる時に出て来た懐かしい本を読み返しとります。「地獄の辞典」は当時出版社に投稿してた原稿の資料のために購入した奴。これ、結構読んでておもろいねんよ。悪魔や魔女、魔神、精霊とかが図説入りで説明されてて眺めるだけでも楽しいんやわ。昔はこれを読みながらプロット練っててんよな。あと宗教関係の本とか。あの頃は本気で物書きさんになりたくて公募ガイドと睨めっこしてたわ(笑)。何作かは添削されて帰って来て勉強にもなったなー。今はもう自分には無理だと諦めてしもうたけど・・・・またチャレンジしてみっか?←やめとけ(笑)。


神曲/ダンテ

 「神曲」 ダンテ著 河出書房新社

 これは出版されたと同時に買った奴。もちろん誰でもが知ってる有名なタイトルやけど、これは他のどんな訳本より読みやすかったん。今はこれの文庫が出ててもっと手に取りやすくはなってる。まだ読んでない人は読んでみちゃいかがでしょ。ダンテが放浪してる時に思い浮かんだと言われてる作品なんやけど、よくもここまで想像力が働いたと思えるほど地獄の描写とか劇中のような天国編はとにかくおもろい。西洋の宗教思想がこれでもかってくらい入ってるけどそんなの気にならんくらい激しくて綺麗なストーリー。戯曲って言ってもええんとちゃうかな。いつかこれをまーに舞台でやって欲しいなぁなんて無茶なこと考えとります(笑)。

 それにしてもこの2冊だけで5千円越えてるんよな・・・・・・。あの頃は金持ちやったから金額気にならんかったけど、今はこの値段の本を買うのは躊躇してまうな(笑)。