豪華な飲み会

 今日は結構良い感じで仕事が進んでご機嫌最高やった海月さん。終業間近になってそろそろ帰る準備をすっかなーとクシャクシャになった商品を畳んでたらポンポンとうちの肩を叩く人が。誰やろって思って振り向くと、友達のヒデちゃんがうちを見下ろしてた。一瞬「おいおい、もう終わるような時間にやって来てスーツを買うなんて言うなよー」なんて接客業らしからぬ考えが浮かんだわ。まあヒデちゃんの用事はそんな事やなくて飲み会のお誘いやった。・・・・・・金無いんですが(笑)。渋ってるうちにヒデちゃん、「お前が金無いのなんてみんな知ってんだって、だから奢り。オ・ゴ・リ」ととっても嬉しいひと言をくれちゃいましたわ。おごりならもちろん行きますがな(笑)。

 そして仕事終了後、チャリを店に置いてヒデちゃんの車に乗っていざお酒を飲みに行ってんけど・・・・・・揃ってたメンバーを見てビックリ。やってゲイ半分、ノンケ半分なんて・・・・・・普通の人達ではない顔触れやってんもん。あ、因みにヒデちゃんはノンケです(笑)。で、そんなメンバーたちが何故集まってるのかって言うと「海月が告白されたぞ、おめでとう!便乗飲み会」なんだそうな。・・・・・・って!!!もしかして秋仁に告られたあのことがバれちまったのか!!オーノーーーッッ。店に入った途端ニヤニヤしたいやらしい視線で迎えられたうちはそのまま引き返しましたよ。やって絶対にこいつらのエサにされる!・・・・・・しかしヒデちゃんに腕を掴まれてそれも叶わず。結局みんなの中央に座らされて根掘り葉掘り尋問ですがな(笑)。ゲイの友人雄太からは「なんで秋ちゃんってば海月に惚れんだよぉ」って相当文句を言われちまった。どうやら雄太は秋仁の事が好きだったらしい。あまりにもうちをエサに騒ぐもんやから我慢できずに秋仁に電話。

「頼むっ!お願い!この試練を一緒に受けてくれっ」

 そう訴えるうちに秋仁は「絶対にいやだ」ときっぱりNOのお返事。気持ちはわかる、わかるんだがこれの責任は元を糺せばおまえなんだよっ。出てこんとあること無い事こいつらに吹き込んでやるって脅したらオッケー取れた(笑)。で、秋仁がやって来てからまたもや質問攻めに合ううちたち。・・・・・こいつら、どんだけネタに不自由してやがったんだって話だで。
 結局奴らに解放されたんが夜中の1時過ぎ。その間に空けたブランデーボトルの数、7本強。そして中瓶ビール3ケース。全員で10人くらいやってんにこの飲みっぷりはすごい(笑)。ヘロヘロになりながらヒデちゃんの車に秋仁と乗り込んで*1帰宅したんやけど・・・・・・ヒデちゃんに「秋仁がだめなら俺なんてどうよ」と言われて酔いが一気に覚めてもうた。ちょっとちょっと、もしかしてうちってば今年モテる時期なんかい?(笑)。*2もちろん丁重にお断りいたしましたが。やって・・・・・・隣の秋仁の目が怖かってんもーん。もしもここで「あ、それいいかも」なんて言うちまった日にゃ「海月が好きです病」に掛かってる秋仁を刺激する事間違いないやん。ヒデちゃん、ちょっと速水もこみちに似てて好みなんやけど・・・・・・そやけど秋仁との心地良い関係を壊すんは避けたいんよね。
 しかしうちって贅沢やな。そしてズルイ奴やな。女友達には「それって秋仁くんを焦らして遊んでるだけと違うの?」って言われた事があんねん。うちにそんな気は毛頭あらへんのやけど、端から見たらそう取れるんかもしれんなーって。そやけどうちは秋仁に対して爪の先ほどもそれらしい態度は取ってへん。以前と同じくらいのソフトタッチとかはやってるけど・・・・・・告られたからって態度を変えるんってうちの中ではどうなんよって感じやねん。秋仁本人にさっき別れる時に「うち、あんたに期待抱かせとる?」って聞いたら「いや、反対に打ち砕かれてる」って笑いながら言われたしな。きっと理解でけん人とかもおるやろうけど、それでもええと思ってる。告られたとは言え、10年間築き上げてきた関係を壊したいとは思ってないし変えたいとも思ってないってお互いが確認してるし。秋仁とうち、そして男友達たちとの共通の目標は「ジジババになったら一緒に公園で日向ぼっこしよう」やから(笑)。
 ってなんか酔っ払ってるせいか語ってしもうたがな(笑)。

*1:ヒデちゃんはアルコール一滴も飲めない奴なんで飲酒運転やないよ。

*2:とっても気のせいです(笑)。